高尾山の自然観察 その2
2017年4月24日 18時08分「スプリング エフェメラル(春のはかない命)」周囲の木々がまだ十分に葉を茂らせていない
短いこの時期だけ出現する動植物を指してこんな呼び方をします。
代表的なこの「春の妖精」をみることができました。
ニリンソウ:茎に2輪の花をつけることからこの名前がついています。
葉を山菜として食べることもできますが、猛毒の植物とよく似ているため
注意が必要です。
高尾山ではたくさんのスミレが見られます。日本にはおよそ60種類のスミレが見られますが
高尾山ではそのうち40種が観察されているそうです。
タカオスミレ:昭和3年に高尾山で最初に発見されたためにこの名前がついています。
葉が赤みがかっているのが特徴です。
タチツボスミレ:ハート形の葉のかわいスミレです。
この時期の高尾山ではたくさん見ることができました。
カエルの声が聞こえるような日陰の湿った場所にもたくさんの植物が見られました。
ユキノシタ:赤みがかった葉が特徴です。
雪のように白い花の下に葉があることからこの名前になった?
積もった雪の下に葉があることからこの名前になった等諸説あります。
こちらもユキノシタの仲間です。種子をつけたところが猫の目のように見えることから
この名前がついたようです。
ヤマネコノメソウ
ヨゴレネコノメソウ
地面からすっくと立ち上がった人目をひく植物がありました。
同じ仲間には、マムシが首をもたげたように見えることからマムシグサの名前を
もつものもあります。
テンナンショウ:花びらのように見える筒状のものを仏炎苞(ぶつえんほう)と
呼びます。この筒の中に昆虫を長くとどめておく役割を
しているようです。