針金あめんぼ
2017年7月26日 15時15分水の上をすいすい進む「アメンボ」は、
水の表面張力を利用して浮かんでいます。
実際には、それだけではなく
足の先に、空気を含んだ細かい毛をもっていたり、
油分を出して水がしみこまないようにしていたり、
様々な秘密をもっています。
今回は、表面張力で浮かぶ針金アメンボを作ってみましょう。
細い15cmの針金を2本用意します。
2本を真ん中で重ねてねじります。
1cm位ねじります。
足の先3㎝位をくるくる平らに巻きます。
足を折り曲げて、立ち上がるようにします。
平らな所に置いて、4本の足が床についていることを確かめます。
静かに水面に浮かべます。
ピンセットを使うとうまくいきます。
足の下の水は、表面張力によってしっかり結びついているので
針金の足は水の中に入ることができずに浮かびます。
先に洗剤をつけたようじを水面に付けると
付けた側の水の結びつきが弱まり、反対側に引っ張られるように
アメンボが動きます。
界面活性剤である洗剤は、水の結びつきを弱めています。
洗剤が多くなると、表面張力は弱まりアメンボは沈んでしまいます。
ビニタイ(針金をビニルでくるんだひも)を使っても作れます。
ビニタイは重さがあるので3本使った方がうまくいくと思います。
2本を重ねて、ねじります。
3本目は、真ん中をくるりと巻きます。
立ち上げるように足を折り曲げます。
足の先が反り返るように折ります。
平らな所で、すべての足が床に付くことを確認します。
静かに水に浮かべます。