理科やってみよう

アサギマダラ ~高尾山での出会い~

2017年10月12日 15時23分

10月の高尾山で
旅をするチョウ「アサギマダラ」に出会うことができました。

アサギマダラは、秋の花アザミやヨツバヒヨドリなどの花の蜜を集めています。
今回は1号路の金毘羅台やロープーウエイ乗り場付近で
アザミやヒヨドリソウの花にとまる姿を観察することができました。



   ヒヨドリソウにとまるアサギマダラ
             (一号路ロープーウエイ乗り場付近)


アサギマダラは温かい春に、北に向かって飛び
秋になると南へ帰る旅をするチョウとして知られています。
春に、日本にやってきたアサギマダラは
秋に、南に向かいます。
南に戻るルートは、太平洋側を通って南西諸島や台湾へ移動すコースと
日本海側を通って中国などに移動するコースが知られるようになりました。




研究者はアサギマダラの羽にしるしをつけて離します。
和歌山から高知をへて香港でしるしのついた個体が確認された例もあります。
海を渡って、2400kmも移動したことになります。

多くの研究者がアサギマダラの羽にしるしをつけて離し
それが、再び確認されることで
移動ルートが研究されています。
羽に数字やアルファベットが書かれているアサギマダラを見つけたら
書かれたしるしや場所、気温、天候などを記録し
博物館などに連絡します。