理科やってみよう

マグデブルグの半球

2021年5月19日 15時14分
マグデブルグの半球実験は、

 1657年にドイツで行われた大気圧を調べる実験です。
2つの銅製の半球を合わせて、中の空気を抜いて馬に引かせたそうです。
実験では、8頭の馬で引いて、やっと半球を引き離すことができたそうです。

合わせた半球の中の空気を抜くと
外側から押し付ける大気の力で二つの半球が離れなくなります。

カップ麺などの容器でも
引き離すのに力が必要になります。
確かめてみましょう。

用意するもの
カップ麺などの容器2個・ストロー1本・接着剤・クリアファイル
・ハサミ・粘着テープ・(おもり)


クリアファイルに、カップ麺の容器を逆さにおいて、
容器の口と同じ大きさの円と
一回り大きな円を描きます。




さらに容器をどかして
一回り小さい円を描きます。


外側の線に沿って、切り取ります。
2枚同時に、切り取ることができます。


半分に折って、内側の円を切り取ります。


2つのドーナツ型ができました。


容器のふちに接着剤をつけます。


切り取っておいたドーナツ型に貼り付けます。
完全に乾かしてください。


片方の容器の底に、ストローがぎりぎり通るくらいの穴をあけます。




穴に、ストローを差し込んで、空気が漏れないように周囲を接着剤で埋めます。
完全に乾かしてください。


もう一方の底には、粘着テープなどを用いて
下の画像のような持ち手を作り、貼り付けます。


接着剤が乾いたら2つの容器を合わせて、
ストローから息を吸い込んで
中の空気を抜きます。
危険:接着剤が完全に乾いていないと
   接着剤の期待を吸い込んでしまうので
   十分注意してください。


空気を抜いたら、ストローを折り曲げてしっかり持ち
外の空気が入らないようにします。


左右の容器を引っ張っても、なかなか離れません。

理科室では、
下の容器に重りを入れて持ち上げてみました。
400gは、持ち上がりました。




どのくらいの力に耐えられるのか
容器の大きさを変えて確かめてみるのも面白いですね。

ながーーく回るコマ

2021年3月26日 12時57分

摩擦をできるだけ少なくして長く回るコマつくりに挑戦してみましょう。
 ↓ 11分回りました。


用意する物
画鋲2個・いらなくなったCD3枚・割りばし・接着剤・ペットボトルキャップ・メモ用紙・ハサミ・筆記具・粘土


接着剤でCDを3枚重ねて、貼り合わせます。乾かしておきます。



ペットボトルのキャップの中心に画鋲をさす準備をします。
①メモ用紙に、ペットボトルキャップの型をとります。


②型に沿って切り取ります。


③切り取った円を半分に折ります。


④さらに半分に折ります。


⑤開いて、折り目の交わった点に印をつけます。
  
⑥ ⑤の用紙をペットボトルキャップにのせて、」中心に画鋲で穴をあけます。


画鋲の裏側に接着剤をつけます。


ペットボトルキャップの穴に画鋲をさし、乾かしておきます。
ペットボトルキャップに色を塗っておくときれいです。


3枚重ねたCDに色をぬります。





乾かしておいたペットボトルキャップのふちに接着剤をつけCDの真ん中に
貼りつけます。再び乾かしておきます。







乾いたら、コマの完成です。

コマを回す台を作ります。
割りばしに、ハサミなどでキズをつけ、半分に折ります。
割りばしは、半分だけ使います。



割りばしに画鋲をさします。

 

画鋲をつけた割りばしを ぐらぐらしないようにしっかり粘土に立てます。
土台の完成です。



土台の画鋲にコマの画鋲の先をのせます。



静かに回します。
何秒回るでしょうか。

この工作は、「日本碍子」のHPに紹介されていたものを参考にしました。

特別授業 魚には骨がある(4年生)

2021年2月4日 18時12分

魚には骨がある~魚を丸ごと知って食べよう~
魚の専門家の先生方にお越しいただき、
魚の旬・魚の栄養などを学びました。








4年生は、理科の学習で、人や動物の骨格について学んできました。
ここでは、魚の骨格について詳しくお話を伺いました。


魚の骨のつくりを知れば
丸ごとの魚も、上手に骨を分けておいしくいただけます。
お箸の使い方や
骨に沿って身を分ける「体のつくりを考えた上手な食べ方」を
教えていただきました。





学習の最後に、一人ひとり認定証をいただきました。
4年生の給食には、立派なアジをご提供いただきました。
切り身ではない魚1尾をおいしくいただきました。






子どもたちが「切り身」でない魚を見る機会が少なくなっているそうです。
ご家庭で、魚の体のつくりの観察を兼ねて、
魚一尾を使ったメニューに挑戦してはいかがでしょうか。

はずむ風船

2021年1月15日 15時21分

ふわふわと柔らかい風船が
ビーチボールのようにはずみます。弾みます。

ビニルテープと風船を用意します。


風船を膨らませて、弾ませてみましょう。


風船の周りにビニルテープを巻きます。
風船を割らないように気をつけましょう。




ビニルテープを巻いた風船は
その分、重くなるので、空気を押しのける力が強くなります。
床に届くと、ゴムがもとの形に戻ろうとして
風船は、弾みます。


ビニルテープの巻き方によって弾み方が変わると思います。
確かめてみましょう。

ビュンビュン風船

2020年12月22日 12時07分

風船が振動して、音を出します。
風船をビュンビュン鳴らしてみましょう。

風船とナットを用意します。


ナットを風船の中に入れて、膨らませます。



風船の中でナットが回転するように回します。



ナットの大きさや、風船の大きさによって音が変わります。

大きいナットを入れた時


小さいナットを入れた時、



いろいろな大きさのナットを入れて
比べてみましょう。

強く回しすぎて、
風船が割れるとナットが飛び出して危険です。
注意して調べましょう。

静電気で空気をきれいに

2020年10月14日 15時42分

空気清浄機には、静電気の働きを利用したものがあります。
静電気を起こして汚れを引き付けてきれいにします。

ストローに静電気を起こして、空気中の汚れを集めてみます。

★火を使う実験ですので、必ず大人の人と一緒に行いましょう。
子供だけでは、絶対に試さないでください。


ストロー、線香、ガスマッチ、ペットボトル、
フリースなど静電気を起こすための布(洋服でもよい)


ペットボトルに線香の煙を集めます。


ストローを布でこすり静電気を起こします。



煙をためたペットボトルにストローを入れます。



ストローを入れたペットボトルと入れていないペットボトルの
1分後の様子です。

 

汚れに見立てた線香の煙が、少なくなっていく様子が観察できると思います。

いろいろな空気清浄機の仕組みを調べてみると面白いと思います。

石鹸で描く絵

2020年9月2日 15時28分

石鹸で描いた絵を浮き出させてみましょう。

固形石鹸(白い物)・折り紙・油性ペンを用意します。


折り紙の裏の白い面に、油性ペンと石鹸で絵を描きます。


水をかけると石鹸で描いた部分が浮き上がります。



石鹸は、水と親しみやすい性質をもっています。



石鹸がついているところに水がしみこみ
折り紙の色が浮き上がります。

一息で膨らまそう

2020年4月20日 14時49分

一息で、大きな袋を膨らますのは大変です。
ところが傘袋を3つつなげた長い袋も
一息で簡単に膨らますことができます。



傘袋をいくつまで、一息で膨らませることができるでしょうか。
傘袋の端を切って、セロハンテープで繋げます。
つなげた袋をまっすぐに伸ばします。







息の吹き込み方を工夫します。
袋の口より15cmくらい離れたところから息を吹きこみます。
離れたところから息を吹きこむことで、
周囲の空気を一緒に巻き込んでたくさんの
空気が息と一緒に袋に送り込まれます。
挑戦してみてください。

大気圧を感じよう

2020年4月6日 12時37分

クリアファイルの板をコップに乗せるだけで
コップが持ち上がります。


上に乗せたクリアファイルの蓋を持ち上げた時に、コップ内部の圧力が低くなるため
コップの外の大気圧で、クリアファイルの蓋が、コップに押し付けられます。
そのため、蓋とともにコップも持ち上がります。
どのくらいの力があるか調べてみましょう。

プラコップ・クリアファイル・セロハンテープ・おもり等
を用意します。



プラコップより大きめにクリアファイルを切り取ります。



切り取ったクリアファイルにセロハンテープで持ち手を付けます。




クリアファイルをコップに乗せて静かに持ち上げてみましょう。




コップにおもりになるコインやおはじきなどを入れて、
どのくらい持ち上げられるか、を調べてみましょう。





2人組で、どちらが長く持ち上げているかや、
どちらがたくさんおもりをも持ち上げられるかを競ってもおもしろいですね。

※コップが下に落ちることがるので、割れやすい物は使わないようにしましょう。

ハンカチマスク

2020年4月3日 13時07分

いろいろな手づくりマスクが紹介されています。
マスクにどのような素材を使うかによって効果が変わります。
けれどもマスクの材料も手に入りにくくなっています。

ウイルスの大きさは、0.1マイクロメートル(1mmの 1/1000)と
言われています。
不織布で作られたマスクの目の大きさは5マイクロメートルだそうです。
ですから、ウイルスはマスクの目を簡単に通り抜けてしまいそうです。
けれども、くしゃみをした時などに、のどの奥から飛び出すウイルスは
水分ととももに、外に出され、その大きさは5マイクロメートルほどだそうです。

ガーゼの目は1mmほどのようですので、
何枚かガーゼをかさねたり、不織布をかさねたりすると
効果が上がるように思います。

今回は、ハンカチを折って作るマスクを紹介したいと思います
ハンカチ・キッチンペーパー・ペンシルタイプの風船(マスク用のゴムが手に入りにくくなっています。伸縮性のある素材で代用できます。)


風船を輪にして結びます。



ハンカチの下半分を中心まで折り上げます。



上半分を折り下げます。


中心で半分におります。


キッチンペーパーを上のハンカチの幅に合わせて折っておきます。





ハンカチを開いて間に、折ったキッチンペーパーを挟みます。







両端に風船を付けます。



ハンカチの両端を中心に向かって折って
袋になった部分にもう一方の端を入れておきます。




マスクの出来上がりです。


 ここで紹介したマスクは手洗いなど、基本的な予防対策に合わせて利用することで効果が上がると思います。実際の効果は、わかりません。注意を喚起する目的でご家庭で作ってみてはいかがでしょう。

ダヴィンチの橋

2020年3月30日 15時26分

有名な、イタリアの芸術家、レオナルドダヴィンチの考案した橋です。


500年以上前のスケッチが残されています。
木を組み合わるだけで、しっかりした橋ができます。
重い物を乗せても崩れません。



割りばしを組み合わせて、作ってみましょう。
基本形は割りばし15本を組み合わせます。
割っていない割りばしの方が安定しているように感じます。
下の動画は、使用済みの割った割りばしで作っています。



割りばしを同じように加えていけば大きな橋になります。
どこまでできるか挑戦してみましょう。

ストロービーズ

2020年3月3日 14時45分

並べたビーズをアイロンの熱で固めて作る工作材料が人気です。
ストローをビーズに見立てて、
ストロービーズ小物つくりに挑戦しましょう。
ストローは熱に弱い素材でできているので
アイロンの熱で溶かすことができます。

梱包用透明テープ・ストロー・オーブンシート
ハサミ・アイロンを用意します。

ストローを短く切ります。






梱包用テープの上に好きな形に並べます。
ストローは筒を立てて並べます。
テープに貼りつくので倒れにくくなります。
下絵を描いたり、型に入れたりしてもいいですね。








梱包テープごとオーブンシートに挟みます。


静かにアイロンを押し付けます。


ストローがつぶれたら、冷まします。
冷めたら、オーブンシートを開いてみます。
梱包用テープを外します。
ストロービーズが曲がってしまっていたら、
もう一度オーブンシートに挟んで
アイロンで押て平らにして出来上がりです。
リボンをつけてしおりにしたり
キーポルダーにしたりしてもいいですね。
ハサミで形を整えるときれいです。




ビーズを一つ一つ並べるのが面倒な場合は
ストろーを梱包テープの上に
横に並べて貼り付けます。
同様にオーブンシートに挟んで
アイロンでつぶします。







溶けていた状になったストローを好きな形に切り取ります。



アイロンを使うときは
必ず大人の人と一緒に使いましょう。
やけどに充分注意してください。

色水イリュージョン

2020年1月10日 09時39分

食紅を使った色のイリュージョンです。

4倍のスピードで編集してあります。水面から落ちてくる色のアートです。


サラダ油・食紅(液状の物)・コップ2個を用意します。


① コップに3/4ほど水を入れます。


② もう一つのコップに1/4ほどサラダ油を入れます。


③ サラダ油に、食紅を数滴ずつ、静かに落とします。
 何色か色があるときれいです。




④ 粒が小さくなるように静かに混ぜます。


⑤ ④を①の水に静かに注ぎます。
 水の上に食紅の入った油の層ができます。


⑥ しばらくすると、水溶性の食紅が水に溶けだして
 落ちてきます。色のイリュージョンが楽しめます。



⑦ すべての色が落ちると,混ざって暗い色になりました。



食紅がない場合は、水性の絵具でもできますが、
落ちてくるのには時間がかかりました。
いろいろなもので試してみるのもおもしろいと思います。

消えるゼリーボール

2019年12月26日 10時33分

観葉植物の栽培などに使われるゼリーボールを使ったマジックです。
ゼリーボールだけしか入っていないように見えるコップに水を注いでみます。
スノーマンが現れました。



ゼリーボールは高吸収水性ポリーマーと呼ばれるものです。
とても小さな網目のネットに水を閉じ込めたものです。
ボールの境目では、光は屈折するので、ボールがあることが分かります。
しかし、水をそそぐと、コップに水を入れたのと同じ状態になるため
ゼリーボールは、見えなくなってしまいます。



このことを利用したマジックです。
ゼリーボールの奥に物を隠しておきます。
ゼリーボールしか入っていないように見えるコップに
水をそそぐと、隠したものの姿が現れます。


貝殻を隠しました。


水をそそぎます。


貝殻が見えるようになりました。

ゼリーボールはワンコインショップでも手に入ります
マジックに挑戦してみてください。