理科やってみよう

タネを調べよう

2016年10月15日 08時55分

涼しくなってきました。
植物もそれを感じてタネをつけているものがたくさんあります。

タネは実の中に入っています。
そっと開いてみると、タネの並び方にもそれぞれきまりがあるようです。
また中に入っているタネも様々です。
  ガマ

 
フウセントウワタ

 
フウセンカズラ 三つに分かれた部屋の一つに一つにハート模様のタネが収まっています。
 
オクラ 一列にきちんと並んでいます。

身近な野草もよくよく見ると小さなタネがかくれています。


       
イヌタデ      エノコログサ       シソ

アマモのたねまき

2016年10月14日 08時20分

海辺つくり研究会から森田健二先生のお越しいただき
アマモの種まきを行いました。

アマモは水の中で受粉し種子をつくる海草の仲間です。
アマモ場は魚たちの住処になったり、二酸化炭素を取り込み温暖化防止に貢献したりと
現在では貴重な海の植物です。
アマモの種子をみつけて、森田先生が開発された水の中で沈む特殊な粘土に貼り付けます。
 
ペットボトルに種のついた粘土をいれ、砂と海水を入れました。



アマモは10℃くらいで発芽するそうです。
また汽水域で成長するので、水道の水を加え
冷蔵庫で発芽を待ちます。
加えた水道水の濃度によっても発芽率が変わるそうです。
大切そうに各自持ち帰って発芽させることとなります。

発芽は1か月後です。
どのくらい発芽するでしょうか。
発芽後は森田先生によりお台場に移植し経過をお知らせいただく予定です。

秋の高尾山

2016年10月6日 16時06分

10月4日(火)4年生の校外学習で高尾山に出かけました。
春に続いて1号路で自然観察をしました。
春とは様子が違っている植物がたくさんありました。
 
 ミズヒキ    春:模様の葉             秋:下から見ると白色、上から見下ろすと赤色
 
ハナタデ 白い花をつけています                イヌタデ:赤い花をつけています。昔は赤まんまと言ってままごと遊びに使いました。
 
                                  ミゾソバ 葉の形が「牛の額」に似ているといわれます。

 
アザミの仲間   春:花はありません。      秋:花にアサギマダラが集まっていました。
  
ノブキ 春:花はありません。              秋:花や実がついていました。
 
                  ツリフネソウ                    タマアジサイのつぼみ  
 
       ヤブミョウガ                           メナモミ                      


 
           ブドウマイマイ                        ケマイマイ
当日は、マイマイの仲間は、見つけることができませんでしたが実地踏査の時に見られたものを紹介しました。
観察を終えると、靴下には「ヌスビトハギ」の種子がたくさんついてきました。

氷つり

2016年9月1日 12時41分

たこ糸で氷つりをしましょう。

たこ糸、氷、塩を用意します。
塩はお皿などにまいておきます。


たこ糸の先を少しほどいておきます。


初めに、このたこ糸の先を氷に付けてつりあげてみましょう。
つり上げようとしても、たこ糸に氷はついてきません。

次に、皿にまいた塩の上に氷をのせます。
その氷にたこ糸の先をつけてしばらくまちます。


静かに糸をひきあげてみましょう。
氷がつれました。


氷の表面が少しとけてから、糸をたらすのがこつです。
一度とけた氷が食塩によって、ふたたび凍るので糸が氷につくのです。
たらした糸の先をよく見ていると白く凍ってくるのがわかります。
うまくつれるでしょうか。

こぼれない水

2016年7月7日 19時11分


水を用いた科学マジックを紹介します。
瓶と瓶のふたに使う厚紙、ざる、失敗した時に水をこぼさないようにするためのバケツなどを用意します。
今回はわかりやすいように水に色を付けています。


マジック1
瓶に水を入れて厚紙でふたをします。
逆さにして手を放すと・・・・
 


ふたにした厚紙がついたままで、水はこぼれません。

マジック2
瓶にざるをかぶせて、その上から厚紙でふたをします。

 
手で厚紙を押さえて瓶をさかさまにします。
ざるを支えて、水平に厚紙を引いて取り除きます。


ざるだけになっても水は流れません。


水の分子が引き合う力と大気の圧力によって、小さなざるの目からは水が漏れだしません。
瓶を傾けると力のバランスが崩れて水が流れます。

失敗したときのために、バケツやボールなどで水をうけて試してみましょう。
いろいろな瓶やざるで試してみましょう。

鳴き声コップ

2016年6月10日 16時25分

ぬれた糸を引くことで摩擦で、糸が振動しコップの中で音が大きく伝わります。

紙コップやプラスチックコップなどと穴をあける道具、タコ糸、ティッシュパーパー
クリップなど糸が抜けるのを防ぐものを用意します。コップの底に穴をあけます。
 
コップの穴に糸を通します。糸が抜けないように反対側にクリップなどをセロハンテープで張り付けておきます。糸を引いてセロハンテープで。コップの内側の底にクリップを貼り付けます。

 

糸をぬらします。糸をぬれたティッシュなどで引っ張ります。
リズムをつけて引くと、鶏の鳴き声のような音になります。

アヒルの鳴き声という人もいました。
大きさを変えたりコップの素材を変えたりしても面白いかもしれません。
どんな鳴き声になるでしょうか。

★コップに穴をあけるときは大人の人と一緒にやりましょう。

音の振動を観察しよう

2016年5月10日 08時29分

ペットボトルに張ったビニルで声がおこす振動を観察してみましょう。
大きな振動がおきるのはどんな声でしょう。
2Lのペットボトルを2つに切ります。
切り口が水平になるように切ります。
ペンの高さを固定してペットボトルを回しながらしるしをつけてから切るといいです。
 
黒や茶色のビニル袋を切り口より大きめに切れます。
ビニルの上にペットボトルをさかさまにのせてからセロハンテープで張り付けていきます。
ビニルがぴんと張るように8ケ所貼り付けます。
 

ひっくり返すとビニルが貼れています。
ビニルが膨らまないよう楊枝などで小さな穴をあけておきます。
 
食塩の粒をビニルの上にまきます。ペットボトルの飲み口側をメガホンのようにして
「あー」と声を出してみましょう。
ビニルの膜が振動して食塩が飛び跳ねます。
 
声の出し方で模様ができることもあります。
いろいろな声で模様をつくってみても面白いです。
また、大きなボウルなどを使うと大きな模様を観察することができます。
試してみてください。
 

高尾山(4月)の野草 その2

2016年4月25日 16時13分

花が咲いていない野草もよく見ると楽しみがあります。
似ている野草と違いを比べたり、名前の由来を調べたり。
野草の楽しみはたくさんあります。
 
     ノブキ                      フキ(学校)
学校のフキと葉の形を比べてみましょう。ノブキは、葉の先が少しとがっています。
  
 アオキ    
赤い実がきれいでしたが、葉はいつも緑色で枝も緑色なためアオキというそうです。

 アザミの仲間
アザミにはいろいろな種類があります。花が咲いたらわかるでしょうか。
とげのある葉が特徴的です。
 
オニタビラコ(鬼田平子)
鬼は大きくなることから、田平子葉が田畑に平らに広がることから、
この名前がついたそうです。
 
ホウチャクソウ
宝鐸(ホウチャク)は、寺院の屋根の四隅の軒に下げた風鈴のような飾り物のことだそうで
花の姿をみるとなるほどなあと思えます。
 
ミズヒキ                   水引(お祝いなどにつける飾りものです。)
葉の模様がおもしろいです。水引(ミズヒキ)は紐を組んだ飾り物ですが、花が咲いたら
名前の由来がわかると思います。秋の観察の楽しみです。

ホトトギス
同じ名前の鳥の胸の模様が花の模様と似ているそうです。花は8~9月が開花期だそうですから秋の観察では見ることはできないかもしれません。
どんな花でしょうか。どんな模様でしょうか。調べてみてください。

高尾山(4月)の野草 その1

2016年4月21日 16時23分

4月19日(火)の4年生校外学習の高尾山で観察した野草をご紹介します。
山歩き気分でご覧ください。
校庭、講演などでみられる野草もあります。
名前の由来や似ている野草などを調べてみると、野草の世界が広がります。

シャガ  
たくさんさいていました。花びらは6枚です。花びらのようなめしべがあり9枚に見えます。
 
タチツボスミレ たくさんさいていました。      ケマルバスミレ
高尾山には有名「タカオスミレ」がありますが、たくさんのスミレの仲間のうち上の二つが見られました。
 
キケマン
 
シロヤブケマン                     ムラサキケマン
校庭に咲いています。見つけられるでしょうか。
 
カキドオシ                      タツナミソウ                    

キランソウ     花の色や形が似ていますが、葉をみると違いが分かります。
 
ツルカノコソウ                 ヤブニンジン

クサイチゴ
  
ニリンソウ  茎から2つの花が咲いています。

ジャイロ リング

2016年4月5日 10時50分

あたたかくなりました。
広場で楽しめる投げて遊ぶおもちゃを紹介します。
「ジャイロリング」などの名前で紹介されているリングです。
筒型の片方を重くしたもので、さまざまな素材で工夫して作ることができます。
  
 ペットボトルの筒にビニルテープを巻いておもりにしたり、折り紙を使ったり、いらな
くなったクリアファイルに針金とクリップでおもりにしたりして作りました

○ ペットボトルとビニルテープで作る ※固いので人にぶつからないように特に注意が必要です。
ペットボトルの筒になっている部分を切り取ります。ペンを固定してペットボトルを回すと簡単にし
るしをつけることができます。
  
切った筒の一方にビニルテープを巻きつけておもります。
ビニルテープは引き出すと伸びるので、貼り付ける前に十分引き出してゆったり巻くのがコツです。
8~10周巻きます。
 
○折り紙で作る
      
上のようにおり進み、最後に折ったほうを外側にして輪にしてセロハンテープなどでとめます。
 
上手に投げると何十mも飛ばすことができます。
重くしたほうを前にして水平に進むように投げます。
投げる時に←のように筒に回転をかけるのがコツです。
挑戦してください。
ジャイロ効果とは、回転しているものがその姿勢を保とうとする現象です。コマもこの効果です。
人にぶつからないように広い場所で確かめましょう。

くるくるへび

2016年3月4日 09時41分

振動でくるくる回る蛇をつくります。
ペットボトル・モール・割りばしを用意します。
ペットボトルは側面に凹凸があるものを用意します。

モールを輪にして、
ペットボトルの底のくぼみより大きく、
底より小さい蛇をつくります。

ペットボトルの口を切り、平らな所において
側面の凸凹を割りばしでこすると
振動でモールのへびがくるくる回ります。

同じ大きさのペットボトルを重ねてへびを置けば
2匹のへびが回転します。
 
モールの毛の向きを変えて置けば
2匹のへびは逆に回り始めます。

ペーパークロマトグラフィー

2016年2月4日 17時46分

フェルトペンのインクは、いくつかの色を混ぜて作られています。
ペーパークロマトグラフィーで、紙にインクをつけて、
水を吸い上げさせることで、
混ぜられたインクを分けることができます。
混ぜられた色によって水への溶け方や紙へのしみこみ方に違いがあるからです。
ここではペパークロマトグラフィーの方法を用いた
きれいな色遊びを紹介します。

ろ紙やコーヒーフィルターを好きな形に切り取って、折り目を付けます。
   
水性のフェルトペンを用いて点をつけます。
 
ペットボトルのふたに水を入れ
折り目の中心や紙の端を水につかるように入れます。

水を吸い上げると色が広がって分かれていきます。
意外な色が現れるかもしれません。
出来上がった紙を台紙に張るときれいな作品に仕上がります。

理科やってみよう(水であぶり出し)

2016年1月16日 11時39分

みかんのおいしい季節です。
子供のころはみかんの汁を筆につけて、紙に絵を描き
ストーブであぶると書いた絵や文字だけが焦げて浮き出てくる
「あぶり出し」に夢中になりました。
最近はエアコンが主流となりました。

では、石鹸と折り紙を使って見えなかった文字や絵を浮き出させてみましょう。
折り紙の裏側(色のついていない白い面)に石鹸で文字や絵を描きます。
  

折り紙を水に浸します。
描いた文字が浮かび上がります。
  
石鹸は水を吸い込みやすいので、石鹸で書いた部分が水を水裏の色が透けて見えるためです。色紙はなるべく濃い色がうまくいきます。